来客が有り、いいかげんではあるが一応手製の食べ物も用意して歓待した。友人は手作りの味噌など持って来てくれた。どう使おうかなと思ってタッパーの蓋を開けるとかなり濃厚な香り、試食するとかなり発酵が進んで甘味が少なくなり、そのかわり麹菌など(?)の強い香りが特徴的な味噌になっていた。ビールで言うならばアサヒスーパードライか、ベルギーで長期熟成されたもののような感じだ。菌が強い、そして少しヤバい。でも、まだイケる。
ぎりぎりの超熟味噌を鳥肉の豆乳鍋に加えてみたら、あら不思議、なんか物足りなかった味に深みが出た。いい!とてもいい!豆乳に超熟味噌。豆乳の優しさにワイルドな味噌の香り。ワイルド&センシティブ!!
完成された何かを安心して食べるのもいいが、未完のコラボの創造性というのもまた限りなく楽しい。補足すると、鳥肉の豆乳鍋は、震災直後の納豆がない時期に、仕方なく豆乳を使ったことから自分のレシピに加わったものである。また長葱を使っているが、これももう瀕死の状態だったので、もったいないからこの葱をなんとか使いたいという事情があった。
夏になるとまた野菜たちが乱暴に生長して手を焼かせるだろう。どう料理してくれようか。ああ、トマト食いてえ。
まだ芽も出ていなけれど