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自給農 註))やる気の無い生存最低限度の堕落的農作のこと、ならびに安全保障という労力の必要な


生きる、ために堕落した生活者として極めて採集に近い形態を以て農と称する営みの極めて不真面目な記録
by taichit4

日米新ガイドライン

Nスペがとても勉強になった。安保法制でアメリカの戦争に巻き込まれるというお話があるが、実は安保法制の前に日米防衛協力のための指針(ガイドライン)というものの改訂を打診したのは日本だった。

尖閣での中国の横暴を抑止したい日本が、アメリカにプレゼンス(存在感)を増すように要求したのだ。アメリカは当初冷淡だった。

日本の戦争に巻き込まれたくなかったからである。

「尖閣に我々が関与しろというのか、米軍は自衛隊を防護する義務を負っているが、自衛隊には米軍を防護する義務がない。それでも関与しろというのか。」←アメリカ
「新ガイドラインで、自衛隊も米軍を防護できるようにする。そのために必要な法制は整える。」←日本

それが安保法制だ。

だから首相も、国内で法案を上程する前に米議会でいついつまでに成立させるなんて誰からもひんしゅくを買うようなあべこべを平気でやったんだ。でも、ガイドラインの要請から生まれた安保法制という一面を考えれば、こいういう順序にならざるを得ないわな。

南シナ海を含めたインド洋、アフリカ東部までを守備範囲とする米海軍の出撃、補給、そして高度なメンテナンスのための唯一の拠点であり、中国やロシアとの防波堤でもある親米国家日本、ここを失いたくないアメリカは、止むを得ず新ガイドラインに署名したのである。

替わりに、安保法制の中にはアメリカの自業自得で苦しんでいる戦禍に日本も巻き込まれるというリスクも含まれた。後方支援だ。尖閣に米軍を引っ張り出し、中東では手出ししない、というのは許されないというわけだ。
by taichit4 | 2015-12-23 12:03 | 未分類
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